12星座のカードを見ての感想
今回の山羊座の満月は、自分らしさに改めて目を向けることを促されているように感じました。
本当はどうしたいのか、どんな状態なら心地よくいられるのか、どんな要素を取り入れることで今の自分にフィットした生き方ができるのかというような、本心の再確認のような雰囲気に、私も自分のことを顧みながらカードを読みました。
私は占いの中でよく「大きなご褒美」という表現を使うのですが、こう聞くと「宝くじが当たっちゃうとか…!?」「ついに運命の人と出会っちゃうの…!?」なんて、期待に胸膨らませたくなってしまうものではないでしょうか。
私も占いを読むだけだった時は「一体どんな棚ぼたが…ぐへへ」と舌なめずりしていたものですが、そういう自分をよくよく振り返ると、宝くじは買っていないし、好きな人がいても相手からのアクションを待つばかりで何もしていなかったんですよね。
行動なしに運を味方につけることはできないなんて当たり前のことを、本当にここ最近になって理解することができました。
個人的な話をすると、フシギな存在たちについては懐疑的な方です。(占いしてるのに…!)
細長い形の雲を見て「龍だ!」と大騒ぎしても、夫とはぎくしゃくしたままでしたし、心から天使の存在を信じてみても、天使が私の代わりにお金を稼いできてはくれませんでした。
結局、勇気を出して自分の気持ちを伝えたり、いつもの仕事の中に自分から楽しみを見出すなんていう泥臭い努力が、今の私に平和な日常を与えてくれました。
私は占いで「こんなことがあるかも」と未来予測をお伝えしたいというよりは、読んでくださる方の遥か後ろから「大丈夫だよ」が言いたいだけなのだと思います。
あなただけの物語を書くことで、ほんのちょっと応援ができたらいいなと思いながら占いを書いています。
かつて、消えてしまいたいと思うくらい孤独だった時、龍や天使にすがるように頼みごとをして、スピリチュアルや引き寄せの法則などにどっぷり傾倒してお金をつぎ込んでいた時、たった一言誰かに「大丈夫だよ」と言ってほしかったからかもしれません。
ですが不思議なことに、占いを通して「大丈夫ー!その調子ー!」と大声で叫んでいると、私自身の心が深く癒されるのです。
「いろんなことがあったけど、どれも大切な出来事だったなぁ」なんて、過去を肯定できるんですよね。
文章を書くこと、つまり、やりたいことをやることも、自分を幸せにするための前向きな行動なのだと思います。
体を動かして作った幸せな未来は、何ものにも代えがたい「大きなご褒美」だと思いますし、奇跡としか思えないような出来事も、やはり行動の先で得られるもののように思います。
ライオンズゲートとか、次元上昇とか、掴みどころのない言葉に翻弄されているよりも、現実的に体を動かした方が幸せになるにはずっとずっと近道だから、私のこのささやかな応援が今日この一日、目の前の1時間をがんばるほんの一助になれば、こんなに嬉しいことはありません。
あなたの今日が善き一日でありますように。
みんなが幸せでありますように。
次回の12星座の占いは【7月6日】更新です。