12星座のカードを見ての感想
全ての星座のどこかに”痛みと向き合う”というテーマがあったように思います。
痛みの種類もタイミングもサイズもそれぞれなのですが、「うっ…」とくるようなことと向き合わされたり、目を背けていたことを直視させられるようなことが、2週間のどこかにセッティングされているような印象を受けました。
ですが、それとセットで『本当の私を迎えに行く』というようなポジティブなカードが必ず隣に寄り添うように出ていたんですよね。
良いことがある時は、良いことを受け取ることに忙しくて自分の気持ちを振り返ることってあまりないように思います。
でも、できれば避けたいなと思うようなことが起きた時、嫌でも自分の本音や過去と向き合わされる時、こういう時こそ自分の心の器がグググっと大きく成長しますし、そうして器を広げておくことで、その後たくさんの良いことを注ぎ込むことができるように思います。
占いは「この時期にこうなりそうだよ」「こういうことをすると運気が上がるよ」みたいなことをお伝えするツールだというのが、一般的な認識だと思います。
私も未来予測はお伝えしています。
でも、出来事や運気にだけフォーカスして暮らしていると、自分の器は育つどころかどんどん縮こまっていくように思います。
「大変ことが起きたらどうしよう…」「運気を上げるためには何をすればいいんだろう…」
私自身がこういうことを散々やって、やり尽くして、「あんまり意味がなかったな」と実感しているんですよね。
いつも人の顔色を伺って、どう思われるかで頭がいっぱいで、まだ起きていない自然災害や病気にびくびく怯え、しまいには「今日の12星座占い」さえも怖くて見られなくなってしまったところから、今とても穏やかに暮らしていられるようになったのは、『出来事も運気も自分の幸せには一切関係ない』と知ったからです。
もちろん、生きていればいろんなことが起きてくるので「晩ごはん作りたくなさすぎて倒れそう…」とか「パソコン見すぎて目玉爆発しちゃうかも…」みたいなことはしょっちゅうありますし、誰かの何気ない一言に「ああん?」となることだってありますよ。
でも、こういう時にどうすればいいか、どうすれば私の背中を押せるのかを知ったから、「お惣菜バンザーイ!」と言いながら夕食づくりをお休みしたり、「私の目玉って本当にいい仕事してるよなぁ」と健康に感謝してみたり、「私はどうして嫌だって思ったんだろう?」と心に問いかけたりすることで、嫌な気分を一つ一つクリアすることができるようになりました。
占いで自分の未来を知ったから穏やかになったのではなくて、自分の取り扱い方を知ったから自由になれたんだと思っています。
私の占いを手に取って下さる方にも、それがお伝えできればいいなと思いながら日々試行錯誤しています。
未来を知ることより、あなたを知ること。
起きてくることより、起こしたいこと。
ちょっと視点を変えるだけで、ぐんとラクに、うんと楽しくなるはず!
この2週間も、あなたの毎日には様々な出来事がセッティングされていますよね。
そのどれもが、あなたがよりあなたらしくなるためのヒントです。
ヒントを一つ一つ集めながら、彩り豊かな2週間にしていきましょう。
あなたがそうして器を育てている時、私も同じようにせっせとやっております。
月並みですが、一緒にがんばりましょうね!
あなたの今日が善き一日でありますように。
みんなが幸せでありますように。
次回の12星座の占いは【7月21日】更新です。