射手座さん、こんにちは。2024年8月1日から1ヵ月間の占いをお伝えしていきます。
ペンタクルというお金を表すカードが出ています。
正確にはお金だけでなく、物質的なもの全般を指しているのですが、もっと広く捉えれば安定志向について伝えているのが、このペンタクルです。
今月の射手座さんを見ると、『バランスをとる』というテーマが大きく出ているようです。
今回は2枚のカードで占っているのですが、タロットカード78枚のうち2枚しかない”天秤”が描かれたカードが揃って出ています。
何かしらバランスをとり、釣り合うように調整していくような流れがあるはずです。
まず冒頭でもお伝えしたお金のことに置き換えるのであれば、消費と貯蓄のバランスを見直すべきタイミングになる可能性があります。
ペンタクルは「固定し、安定させたい」というエネルギーが強いですから、お金を運用して回すというよりも、大切に取っておきたいという気持ちの方が強くなります。射手座さんの金銭感覚はどちらかというと楽観的な傾向があるのですが、人によっては「お金を使うことが怖い」という感覚を持っている人もいます。
こういう時には、天秤は「貯める」に大きく傾いていますから、もう少しバランスをとることが心の安定を図る上でも大切になります。
だからといって株を始めてください、もっとお金を使ってくださいということにはならないのですが、お金が動くことに抵抗を感じるのであれば、そこから自由になるために客観的にお金の計算をしてみることをおすすめします。
また無理してサービス残業をしすぎている場合にも、適切に調整しやすい時です。
このカードには損得勘定という意味も含まれています。
例えば、ボランティアでやるか、料金をとってやるか。
相手におごるか、割り勘にするか。
というような、お金と感情とが絡んで二者択一を迫られた時は、なるべく自分と相手とが公平になる道を模索してみてください。
どちらか一方だけが得するのではなく、自分と相手の両方が天秤で釣り合うような道がきっとあるはずです。
メッセージ
カードは『公平公正に話し合う』という、ちょっとお堅いメッセージを見せてきました。
先ほどもお話しした通り、ここにも天秤の絵柄の入ったカードが出ているのですが、ここには感情が一切入っていません。
「あの人は好きだから多めにあげたいな」「あの人はいつも感じが悪いから少しだけ」というような私情を挟まずに、あくまでも客観的に判断したり比較したりすることをカードは勧めているようです。
ここでの一番のポイントは『話し合う』の部分です。
占いのご相談の中でも特に多いのが「相手はどう思っていますか?」というものなのですが、このご質問には無意識に「相手が上、私が下」という価値観が根付いています。
相手との関係が対等であれば話し合って相手の気持ちを聞くことができるはずです。
それができないということは、バランスをとって自分と相手が釣り合うように調整を加えることで、楽に自由になれる可能性があるということです。
「夫の方が収入が多いから、自分の意見は言いづらい」「あの人に話しても理解できないだろうから、始めから言わない」といった感情を上手にコントロールして、自分から相手とコミュニケーションを取っていく必要があります。
また、会社やクライアントとの交渉などについても「私の立場では聞きづらい」ということは多かれ少なかれあるはずなのですが、このカードが出てきた時には「とりあえず打診してみる」というなりますアクションが大切です。
何とか自分の要望を聞いてもらおうと前提を置かずに、フラットな状態で相手に話しかけてみること、コミュニケーションをとろうとしてみることが今月のポイントになりそうです。
リマインドカードに選んだ【正義】というカードには、燃えるように赤いマントを身にまとった女性が描かれています。
タロットカードでは、赤は情熱を表します。
このカードは、あなたの情熱を正しく使うためには、それと同じだけ理性の天秤を上手く使いこなすことを勧めているのです。
リマインドカード【正義】